当院で実施している検査
尿検査
全自動尿中有形成分分析装置と自動尿分析装置を使って、尿路感染症、尿路疾患、腎疾患の検査を行います。尿検査には、1次的に実施される尿定性検査とより詳しく行う2次的な尿沈渣検査があります。
尿沈渣検査(にょうちんさけんさ)
尿を遠心分離器にかけて、沈殿した固形成分を顕微鏡で観察する検査です。赤血球や白血球、上皮細胞、円柱細胞といった成分の量から関連部位の異常の有無などが確認できますが、ここでは炎症によって尿とともに排出されやすくなる白血球の量などを中心に調べます。
尿培養検査
尿に含まれて排出された細菌を培養することで、膀胱炎の原因菌を特定する検査です。
エコー検査(超音波検査)
泌尿器科で行う超音波エコー検査では、腎がん、腎・尿路結石、膀胱がん、膀胱結石、前立腺肥大症などの疾患を診断することができます。
膀胱鏡検査
膀胱鏡を使用した検査では、尿道や膀胱を詳しく検査することができます。炎症や腫瘍がないか観察します。膀胱がん、膀胱結石、膀胱炎などを発見できます。
血液検査
血液を採取して、成分を調べる検査です。タンパク質の量(PSA)、腎機能、肝機能、尿酸値、貧血の有無などを調べます。